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自筆証書遺言(じひつしょうしょゆいごん)

遺言者が自分で、いつでも自由に作成できる遺言方式です。遺言の全文、日付、氏名などを全て自分で書き、押印すれば作れます。要件に不備があると、せっかく書いた遺言が無効になることもあり、慎重に作成することが求められます。

遺言の書き方

1)全文を自分で書くこと ワープロやパソコンで印字したもの、ビデオやテープレコーダーに記録したものは無効です。

2)作成した日付を記載すること 「平成二十三年4月吉日」などと書くと無効になります。

3)氏名を自書し、印を押すこと 戸籍上の氏名を書くのが原則です。実印である必要はありません。

4)遺言を訂正するときは定められた方法で行うこと 該当部分を訂正した上で押印し、欄外に「本行第八字目の三を二に訂正する」「本行第四字の次に○○と二字加入する」などと付記し、その場所に署名をします。

作成するときの注意点

遺言の内容として、財産の配分を明確にし、さらに遺言執行人を指定しておくとよいでしょう。遺言執行人とは死後に遺言内容を実現してくれる第三者です。トラブルを避けるために、信頼できる弁護士や司法書士に依頼するほうがよいでしょう。

検認の手続きが必要

遺言者の死後に発見されれば、相続人(相続を受ける人)が家庭裁判所に持参して検認手続きをすることになっています。

その他の遺言の種類

一般的な遺言の方式は、自筆証書遺言(じひつしょうしょゆいごん)の他に、公正証書遺言(こうせいしょうしょゆいごん)秘密証書遺言(ひみつしょうしょゆいごん)があります。